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チャート分析の重要性!?【応用編】日足を基本に、それ以外の分足、時間足、週足などはどう使う!?(2) (連載28回目)

地球の分析写真

 

今日は、昨日に続き、チャートの読み方の応用編を進めていきましょう📝

今までに、チャートを見る場合は、日足を見ること。

極端に言えば、日足以外は見ないということを書きました。

ただ、慣れてくると日足だけでは若干不便な点もあるので、日足よりも時間の間隔が短い分足と時間足について書いたわけです。

そこで、今回は日足よりも時間の間隔が長い週足や月足を見ていくことにします。

チャートの基本を少し振り返ってみましょう。

 

 

チャートとは⁉️

チャートは、株価や為替、暗号資産の価格などの変化を時系列で順番に記していくものです。

機能としては、一目でどのような変化があったのかを見ることができます。

株価や為替、暗号資産などのトレードでは、ローソク足という書き方で書くことが多いです🕯

私の解説するチャートは、このローソク足のチャートが基本です。

たまに、ポイントアンドフィギュアという手書きの特殊なチャートの話も出てきますが、日常的にはローソク足が便利なので、このローソク足について基本と少し応用編を書いてきました。

少し難しいと感じるかもしれませんが、途中に写真を入れておきましたので、イメージしながら、軽く読んでみてください。

何回か読んでイメージをつかむこと、そして、だんだん慣れることも大事ですから。

このローソク足の特徴は、時間の単位で縦軸に記される線の期間を区切る点です。

例えば、日足は、1日の値動きを縦軸に記します。

1時間足であれば、1時間の変化を縦軸に記し、5分足であれば、5分の変化を縦軸に記すわけです。

この時に、1日の価格変化を記録した縦軸に、ローソクのような棒を書くというのがローソク足です。

ローソク足は、時間の変化で価格が上昇、下降と変化していることを時系列で記すために、その上下運動の変化を視覚化する工夫があります。

これが、先日少し触れた上ヒゲとか、下ヒゲになります。

上ヒゲは、一定の時間、例えば1日のうちに、上昇して1日の最高値をつけた後に、段々と価格が下降した場合に、その最高値と最高値から下降した価格の間に細い線を書くことでできます。

つまり、太い線が上昇や下降の一方的な値動きの記録です。

そして、細い線は、一旦上昇、または下降してつけた価格から、上昇の場合はその最高値から下降した価格分、下降の場合はその最安値から上昇した価格分が記されているわけです。

では、何故このようにするかというと、ローソク足は、時間の間隔で縦軸に記載する範囲が決まります。

日足であれば、1日、1時間足であれば1時間、5分足であれば5分、その時間分しか縦軸には書けません。

5分足であれば、5分経過すると今までの縦軸には書けなくなり、その横に次の縦軸の書き初めが移動するのです。

つまり、5分後には、その時の価格から横に移動して、次の5分間の縦軸が出てくるわけです。

これは、日足でも、時間足でも分足でも同じです。

そうすると、上下に価格が変化していますから、その上昇途中や、下降途中の状態を表すために、太い線と細い線を使い分けて書くことで、一目で状況が確認できるというわけです。

そして、この一定時間の間隔の中で、上昇の方が下降の長さより長い場合には陽線を、下降の方が上昇の長さより長い場合には陰線を書くわけです。

つまり、陽線は価格の上昇をあらわし、陰線は価格の下降をあらわしているのです。

すると、その時間の終わり値から次の縦軸の変化の始値がはじまるのです。

例えば、日足であれば1日24時間の最初の1秒の始値から始まり、24時間経過した終値まで上昇もしくは下降の記録が残ります。

次の1日は、その右横に前日の終値と同じ価格を始値として縦軸に記録がはじまり、24時間の間の価格の動きを記録します。

これは、その次の日、その次の日と続きます。

1分足でも、1時間足でもこれは同じです。

 

ポイント

ローソク足はなにを表している?

ローソク足は、一定時間の期間で、株価や暗号資産価格などの変化を表しています。

そして、ローソク足の太い線と細い線は、その価格の上下運動の結果を視覚化しています。

上昇して下降した場合は、上ヒゲという上に細い線が、下降して上昇した場合には、下ヒゲという下に細い線が出ます。

そして、一定時間の間隔で、記録を一区切りして、その右横から新しく次の記録時間が始まります。

例えば、日足であれば1日24時間の最初に1秒の始値から始まり、24時間後の終値まで上昇もしくは下降の記録が残り、次の1日は、その右横に前日の終値と同じ価格の始値から縦軸に記録がはじまり、その次の日、その次の日と続きます。

 

長い時間のチャートの写真

ローソク足チャートの基本は日足から。

 

週足の意味は⁉️

チャートの基本的な意味を見ましたが、まあ、簡単に言えば一定時間の間に、価格がどのように上下したのかを記録したものがローソク足のチャートというわけです。

そこで、日足より短い時間間隔の分足や時間足は昨日見ましたので、今日は日足より長い時間間隔の週足と月足を見ていきます。

まずは、週足のメリットとデメリットを見ていきましょう。

週足のデメリットは?

①週足は1週間という長い期間の価格の上昇もしくは下降の変化を記しています。

したがって、その変化が小さく、今の瞬間にどのような値動きをしているのかをパッと見て判断できない。

②トレードにおいて、エントリータイミングや約定タイミングがつかみにくい。

③上昇や下降の一方的な記録になることが多い。

つまり、細かな変化がわからない。(これは、メリットでもある。)

④ピットコインや暗号資産などの新しい相場は、経過した時間、つまり歴史が短いので週足が参考になりにくい。

と言うように、週足のローソク足チャートは、まあ、細かなことは全く見えないのです。

「森を見て木を見ず」と言えば、わかりやすいかもしれません。

 

注意

週足のデメリット

「森を見て木を見ず」

 

しかし、その反面、小さな変化にとらわれない大きな視点を持っていると言えます。

週足のメリットは?

①大きな時間軸で全体のトレンドや流れを見ることができる。

これは、例えば、観光旅行に行った場合に、巨大な遺跡の目の前にいると全貌はわかりませんが、遠くから見ると全貌がわかることと似ています。

つまり、鳥が上空から俯瞰して見るような、全体把握が可能です。

誰かと仕事したり、恋愛したりする時に、近視眼的ではなく、少し距離をとって判断するというのにも似ていますね。

大きな視点で、見るということが可能です。

実は、週足のメリットは、この一点に尽きると私は考えています。

それこそが、週足の最大の魅力なのです。

 

ポイント

週足のメリットは?

大きな時間軸で全体のトレンドや流れを見ることができる。

鳥が上空から俯瞰して見るような、全体把握が可能。

 

ローソク足チャートの本質⁉️

ここまで見てくると、週足をどのように使えば良いのかが見えてきましたね。

そうです。

日足では大きなトレンドが判断しにくい場合に、週足で大きなトレンドの方向性を確認するために使うわけです。

つまり、鳥が上空から俯瞰して全体を見るように、私達も大きな視点で見ることが可能なのです。

私が、日足以外は見ないでも良いと言っている理由は、日足は人間の1日の生活にあったリズムと時間に基づいているので、それが最も人間にはあっているからです。

しかし、もっと小さなアリやハチの目線である分足や、上空から俯瞰する鳥の目線を借りるような週足を活用することで、人間の目線では判断が難しい小さな変化や大きな大局を見ることができのです。

これが、ローソク足の魅力なのです。

ポイント

日足は人間の1日の生活にあったリズムと時間に基づいているので、それが最も人間にはあっている。

しかし、もっと小さなアリやハチの目線である分足や、上空から俯瞰する鳥の目線を借りるような週足を活用することで、人間の目線では判断が難しい小さな変化や大きな大局を見ることができる。

これが、ローソク足の本質的魅力です。

 

この機能をフル活用して、株価やFX、暗号資産やピットコインといった相場の価格変動を視覚化しているのです。

こういった相場は、人間の集団心理の集合体で、上昇を望む投資家と、下降を望む投資家のバランスの変化で価格が変動します。

それは、まるで波のように、大きな波、その中に中ぐらいの波や小さな波が含まれて、入子構造のようにそれぞれが連続して影響しあって動いています。

この動きを、時間によって区切ることで、視覚化が可能になるわけです。

これが、ローソク足チャートで、その日足や時間足、分足、週足の見方を知ると、波の動きやその時間経過による変化、今後の動向のヒントが見えてきます。

そのヒントをつなぎ合わせて、ヒントの点を線にしているのが、ローソク足チャートと言っても良いでしょう。

みなさん、投資やトレードをするなら、やはり勝利の確率が高い方が良いですよね?

その勝率を上げるために、日足や分足、時間足、週足の持つメリットやデメリットを知っておくと、より多くのヒントを集めることができるわけです。

 

ポイント

☆投資やトレードで勝率を上げる方法☆

ローソク足チャートの日足を中心に、その他の分足や時間足、週足から判断のヒントを集める。

そのヒントを、つなぎ合わせて、総合的に判断する。

そうすると、勝率が上がる。

もしくは、負け率が下がるわけです。

 

チャートを補完する機能として、一目均衡表や各種インジケーターがあります。

この一目均衡表や各種インジケーターの役割も、ヒントを得ることです。

ヒントが多いほど、クイズでの正解率も上がりますよね。

一目均衡表やインジケーターは、チャートを保管する役割なので、主役はやはりローソク足チャートです。

一目均衡表や各種インジケーターは、エントリーや利確のタイミングをつかむヒントとなるため、とても有効なものですが、最初から全て覚えようとしても、わからなくなってしまいます。

タイミングがあれば、一目均衡表やインジケーターについても書こうかなと思いますが、一旦まずはローソク足チャートだけでも十分に勝率は確保できますから、ここではこのくらいにしておきます。

まずは、ローソク足チャートから沢山のヒントが見つかることを知ってください。

 

一目均衡表写真

ローソク足チャートと一目均衡表やインジケーター。

 

 

月足って⁉️

次に、月足について見てみましょう。

月足は、一月の時間の間隔での価格の変化を縦軸に記録したものです。

つまり、一月に一本の線が記されるローソク足チャートです。

月足のデメリットから見てみます。

①週足よりも、さらに長い期間を記録するので、小さな動きは全くわからない。

②暗号資産やピットコインなどの時間の経過が短い、歴史の浅いものには、データがないので使えない。

ということが言えます。

まあ、週足を見ていますので、よくわかりますよね。

次に、月足のメリットを見てみましょう。

①週足よりもさらに大きなトレンドをつかむことが可能。

これに尽きますね。

ただ、これは、あまりにも大きな時間の間隔での価格の動きを記録しますので、長い歴史を持つ金融商品や投資対象以外にはほぼ向いていません。

しかし、長い歴史のあるものであれば、その大きなトレンドはより強いものですから、その確認が可能なのです。

例えるなら、週足が鳥による俯瞰でしたが、月足は宇宙から地球を見ているような感じと言えるかもしれません。

まあ、私は宇宙から地球を見たことはありませんが、写真では見たことがあります。

地球という存在が、海と陸地でできていて、大きな大陸があり緑があり、台風が接近しているようだといったことは理解できます🌏

そして、その地球は自転していて、1日の変化が太陽に向き合う方向とその裏側とで朝と晩の変化が起こっているということはわかります🌎

これは、重要ですが毎日そんなに大きな変化はありません。

 

ポイント

月足の魅力

とっても重要ですが、「地球を見て人を見ず」

あまりにも大きな時間の間隔での価格の動きを記録しますので、長い歴史を持つ金融商品や投資対象以外にはほぼ向いていません。

週足を見れば充分です。

でも、データがあればより大きなトレンドを見ることが可能です。

 

ビットコインの未来の可能性

ビットコインは新しい投資機会を実現しています。

 

 

まとめ

ここまで、基本の日足、そして日足より短い時間の間隔の分足や時間足、日足より長い時間の間隔の週足や月足を見てきました。

ここまで見てくると、私が日足を基本として判断する意味の理解が深まったのではないでしょうか?

また、みなさんが自分自身で、ローソク足チャートから、投資やトレードの勝率を上げる様々なヒントが得られることがわかったことでしょう。

投資やトレードは、安全に資産を増やすためにおこないます。

ギャンブルや遊びではありません。

その分、きちんと科学的に分析する方法が確立しているわけです。

これが、ローソク足チャートであり、ポイントアンドフィギュアなどのチャートなのです。

まずは、ローソク足の日足を頼りに、資産運用の旅をはじめてみましょう。

今の時代、在宅でも、旅行中でも、インターネットがあればどこでも資産運用は可能です。

イザという時のためにも、チャートの見方を知っておいて損はないのではないでしょうか。

 

本日も、最後まで読んでいただきありがとうございました😌

さあ、明日は、どんな気づきが待っているのでしょうか?

いつも応援、ありがとうございます🙏

 

投資の基本はチャートから、日足の見方はこちら👇

今回の応用編は、これを読むとより理解できると思います🙆‍♂️

興味がある方は、読んでみてください‍💁‍♂️

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