私は、海の見える田舎町と東京を行き来している40代UDOUです。
昨日は、お笑い芸人さんと、柔術サーファーさんの3人で、色々話しました。
その後、食事をして、いよいよ、お笑い芸人さんの「カラオケ武者修行」がはじまるのでした。
ただ、今日のお話は、カラオケ武者修行のお話ではありません。
今日の主役は、一緒に参加した、柔術サーファーさんの相談からはじまります🏄♂️
柔道サーファーさんは、若い時からなんでも出来てしまうスーパーマンです。
特に、柔術、サーフィンが得意で、海に行って、そのあと柔術に行ってと、今も毎日のようにやっています。
しかも、男前で、モテモテな好男子です。
でも、そんな彼にも悩みがあります。
それは、自分が器用なので、仕事で様々出来てしまうことです。
それで、今、仕事で思わぬ壁にぶち当たってしまっているのです。
つまり、これから先、何に集中してメインの収入源、つまり仕事にすれば良いか迷っているのです。
なんでもそこそこ出来てしまうから、誰か仲間に頼まれたり、少しお金になりそうなことを耳にすると、すぐやりたくなり、そしてやりはじめます。
それがまた器用に出来てしまうので、ついつい、さらに色々やって、、、時間の超分散投資をしてしまうのです。
その結果、35歳を超えた今、自分自身の仕事は、何か?
見つからず、迷っているのでした。
ちなみに、私は35歳で同じように道に迷い、坊さんの修行に集中してみた時期がありました👨🦲
器用貧乏⁉️
今日はこの「器用貧乏」について、少し見てみましょう。
この言葉は、「器用に出来るために、時間をあれこれ取られる。そして、時間をあれこれ取られてしまった結果、自分が貧乏になってしまう。」という意味です。
以前に書きましたが、今の時代、コロナの影響で、在宅ワークが重視され、ソーシャルディスタンスという考え方が、人間関係や仕事に大きな変化をもたらしました。
iPadやスマホ、パソコンがあれば、LINEやテレグラム、ZOOMなどで、どこでも一定の仕事はできてしまう時代です。
そんな時代だからこそ、マルチタスクの重要性は、勿論、高まっています。
しかし、マルチタスクは、やり方を間違えると、失敗してしまいます。
特に、仕事の場合は、それが利益や儲けに影響します。
だから、仕事でこのマルチタスクを間違えてしまうと、大変な損失が出てしまうことがあるのです。
やり方を間違えるとは、例えば、多くのマルチタスクが中途半端な利益の出ない仕事だった場合に、マルチタスクそのものが無駄を生む原因になってしまうのです。
つまり、それぞれをよく吟味せず、儲かりそうだとか、単純に楽しそうだとか、仲間に誘われたからとか、明確な意思決定もなく着手してしまうと、時間だけを浪費してしまうことになってしまいます。
そんな効率の悪い、燃費の悪い仕事だった場合に、たくさんやればやるほど、儲かりもしないのに時間は、なくなってしまうということも起こってしまいます。
それって嫌ですよね?
時間は、みなさんにとって、等しく平等にあります。
そして、それは平等だからこそ、上手に活用するかしないかで、差が出るのです。
1秒とか1分で比較した場合は、それほど大きな差はないように見えますが、1時間、1日と小さな差が積み上がっていくと、結局、大きな差が出てしまいます。
つまり、差が積もっていくわけです。
そんな貴重な時間を、さまざまな対象に振り分けますから、時間の分散投資になり、その分、本来やるべきことの深掘りができなくなってしまうのです。
これは、一つ一つはそれほど専門性もなく、器用であれば出来てしまうようなことでも、それにも結局は時間がかかるわけですから、その時間に対してのリターンが差になってくるのです。
ですじゃら、時間や手間がかかっても、仕事になっているようでも、一つ一つの仕事のリターンの効率は悪く、実際には、仕事として収益も増えず、専門性も育たないのです。
少し補足しておくと、マルチタスクに合わない仕事、つまり、このリターンが小さい仕事には、労働型収益構造の仕事があります。
労働型の仕事が悪いわけではありません。
ここでは、マルチタスクに合わない仕事という意味で書いています。
労働型収益の仕事は、「手に職を付ける」「専門家になる」「プロになる」という意味では、とても将来性があり、実力を磨き、必殺技を磨けば磨くほど、大きな収益につながっていく仕事も沢山あるわけです。
今回は、マルチタスクのことがメインではないので、話を戻しますが、これは大事なことなので、気に留めておくと良いでしょう。
話を戻します。
ただ、なんでもできるということは、何か「得意だ」ということに時間や労力やコストを絞り込みにくいため、より高いレベルの競争になった場合に、競争相手や、ライバルに結果として劣ってしまうのです。
広くできることももちろん大事ですが、その中から自分の最も得意なことを絞り込んで、そこに時間を絞り込まなければ、プロや専門家にはなかなかなれないのです。
また、アマチュアや素人に毛が生えたことで、簡単に出来てしまう仕事は、誰でもできるわけですから競争もハゲしく、長く続きません。
結局、別の仕事をやるしかなくなり、まとまった時間が取れなくなってしまう事で、実力を磨く時間がなくなってしまいます。
その結果、実力が積み上がっていかず、惜しいことに、たくさん色々やっても、それぞれが関係していない別々のことをやっているので、毎回、今後使わなさそうな新しい知識や技術を身につけることに時間をつかい、時間がなくなってしまいます。
そして、結局、やりたくない仕事もやらなければいけなくなってしまい、ドンドン時間浪費スパイラルが進行してしまうことになるのです。
これが、「器用貧乏」の負のスパイラルの構造です。
出来てしまうことの不幸⁉️
「器用貧乏」の構造について見てきました。
それでは、次に、「器用貧乏」にならないためには、どうしていけば良いのか考えてみましょう。
特に、仕事でこれに陥ると、大変です。
読んで字の如く、貧乏してしまう結果になってしまいます。
それでは、どうすれば、今の負のスパイラルから抜け出せるのでしょうか?
それは、今のたくさんできることの中から一番自分が得意なことや、今後長く続くことに時間や労力の投資を絞り込むこと。
つまり、分散せず、何か一つを見定めて、集中的に時間をかけてレベルを高めていく。
そうです、「必殺技」を身につけることなのです。
必殺技を持つために、実力やレベルを高めるというのは、以前の必殺技編にも書いてあるので、下に表示しておきますの。
まだ見ていない人は、この後にでも参照してくださいね。
続けますね。
私は、小学生時代に5年間スイミングスクールに通いましたが、結局25メートル泳ぐのも精一杯でした。
この当時、イヤイヤ通っていましたが、他の時間は遊びや女の子にちょっかいを出すことに精一杯だったので、毎日が分散投資、スイミングにあてる労力は、ほぼ無し、ただスイミングに通うということで、時間を浪費していました。
他のスポーツはある程度万能だったのですが、この水泳だけは、どうも性に合わず、でも、なんとなく通うことは大事という感じで、通いました。
結局、明確な目的もなく、ただ通った結果、25メートルの限界にぶち当たってしまったのでした。
その5年間、、、結構な浪費ですよね。
まあ、全てが無駄ではないと、色々な人が慰めてくれますが、結局、水泳は、今もほぼ出来ません。
このように、出来ないことに対しての浪費は、まあ、痛いですが、そんなに時間を注ぎ込まないですんだので、あまり後悔はありません。
しかし、その後に自分が続けたいことや、本当に身につけたいことに時間を集中することの意味を知ったような気がします。
今回の柔術サーファーさんは、それ以上に、なんでも、「ある程度」出来てしまうスーパーマンです。
ある程度できることを、沢山やるので、1日の時間は、細切れに消費されていくのです。
もう少し、事例で見てみましょう。
例えば、子供の時のサッカーで活躍できる子がいるとします。
走るのも早く、少しボールも蹴れる。
でも、少し出来てしまうから、練習をしなくてもある程度活躍できる。
このような子供がいたら、羨ましいですよね。
でも、この器用さは、、、おや?
あの「器用貧乏」の登場ではないでしょうか?
小学校の体育の時間のサッカー程度であれば、それでも活躍できるでしょう。
でも、勿論、それ以上の部活やサッカークラブなど、より高度なチームに行けばいくほど、活躍が難しくなってしまいます。
それはそうですよね。
器用にできる事って、なかなか磨こうとしないので、それ以上に成長せず、止まってしまうことが多いのです。
勿論、その活躍で、味をしめて、「これは、自分の将来の道だ!」そう感じて、努力をする人もいると思います。
でも、それは、全てに器用だからというより、サッカーに関しての能力が器用だった場合に、それに集中した結果、サッカー選手になるなどという形で、やはりなんらかの対象に集中して時間を投じた場合に、結果につながる可能性が高まったわけです。
もしくは、その器用さを、丁寧に優先順位を決めて、順番に一つ一つ極めていき、その結果マルチタスクが可能になるということもあるでしょう。
ただ、これらは少し特殊なパターンで、やはり、器用な場合で、色々出来てしまう場合には、「器用貧乏」の落とし穴があることは知っておくと良いでしょう。
整理します。
それをやった場合に、自分のレベルアップがどこまで成長や修得が可能か?
それは、未来も続けていけるのか?
この疑問が、自分が将来、そのスポーツや、芸や、仕事や学問でプロや専門家として活躍できるかどうかの成否を分けるわけです。
つまり、器用にササッと出来てしまうことで、ある程度の活躍が続くのは子供の時だけで、その後の成長度合いにより、実力が磨かれず、活躍のシーンは減っていってしまうのです。
それは、何故か?
「必殺技」になるまで、やり切っていないことが理由なのです。
そして、必殺技になった後も、継続してその「自分の必殺技」を磨き続けることをやめてしまったことで、他のライバルや仲間達が、その後継続して「自分の必殺技」を磨き続けている場合に、抜き去られてしまうのです。
ウサギとカメって何⁉️
「ピアニストは、1日ピアノを弾くのをサボると3日分の実力が後退する。」
と言われますが、ピアノだけでなく、どんなことでも、日々の継続がとても重要です。
毎日の習慣として、必殺技が身につくまでやるという事は、本当に「ちりもつもればやまとなる。」そのものなのです。
日々、時々、分々と、少しづつでも継続していくことが、最も重要なのです。
こんな話もありますね。
「ウサギとカメの競走」
他には、「アリとキリギリス」という同じ方向性の話もありますね。
これらはまさに、人生そのもので何に焦点を絞るか?
どの分野や対象に、この「塵も積もれば山となる。」の塵を集めていくのか?
これが大事なのです。
「石の上にも3年」「苔の一念岩をも通す」、これらもまったく同じ方向性を意味します。
あ、それから、「一円を笑うものは一円に泣く。」ともいわれますが、これは、少し意味は違いますが、考え方としては、一円を大事にしないことで、自分はその一円が足りないことで、目的が達成できないことを意味しています。
まさに、一円は、小さくても大事にしておかなければ、その小さいものをあなどったり、軽んじてしまうと、自分にツケがまわる。
どんなに小さなことでも、気をゆるめず、大切にしましょうということを意味しているわけです。
これを知っておくと、「器用貧乏」には陥らず、必殺技を身につけていくことにつながるわけです。
そして、子供時代に、もしくは若い頃に、器用だからできたことと、大人になって仕事として、プロとしてできることの差は、この「塵も積もれば山となる」差になります。
そして、カメさんは、最初は遅くても、一歩一歩着実に歩みを進めていくので、結局長い時間をかけてでも、ウサギさんを追い越していくということを教えてくれるのです。
究極の2択とは⁉️
結局、人生は時間や労力、持っているコストをどこに集中して投資するかということが最も重要なのです。
それは、つまり「やるのか、やらないのか?」
この究極の選択をすることなのです。
YES or NO
右 or HIDARI
PLUS or マイナス
全て、どちらかを選択すると反対の意味は捨てることになります。
この、究極の2択を常に、真剣に検討して意思決定することが、人生で最も重要なことです。
そして、その究極の2択は、あらゆることで目の前に現れます。
複数のことをやっていれば、さらにその登場頻度は上がります。
そこで、常に究極の2択をやっているわけですから、労力はかなり取られますし、選択を失敗していることも多く発生するでしょう。
つまり、結局、余計なことに時間を割くという選択肢を選んでいるということなのです。
すると、「ウサギとカメ」のように、継続して練習や努力を積み上げていないことは、継続して練習や努力を積み上げている人にドンドン追い抜かれていってしまうのです。
その結果、器用だからやれている、今複数やっている事は、ほとんどがライバルより後退してしまい、結局全部勝てなくなってしまうことになることがあるのです。
では、こうなってしまったらどうしたら良いのでしょうか?
このような悩みのある人は、自分の能力を補う仕組みを持つ必要があるわけです。
まずは、自分の性格やタイプを自分で確認してみましょう。
一つのことに集中するタイプ?
複数のことを、器用にやれるタイプ?
この時に、複数のことを器用にやれるタイプの人は、今回の器用貧乏を気にしてみてください。
そして、もし自分がそうだなと思ったら、まずは緊急避難をしましょう。
それは、仲間やチーム、会社といった組織に、まずは身を置くこと。
仕事でも、プライベートでも、組織力で目の前をプラスに変えていくことを、みんなの力を借りて、補強してやっていく感じです。
そして、自分自身の安定した足場が出来たら、まずは安心です。
安心しないと人間は、練習や勉強や自分磨きになかなか集中できないものです。
ですから、まずは、その環境を整えることが大事なのです。
その後に、心を落ち着けて、自分が今までやってきたことの中で、最も得意なこと、もしくは、やってきた事の共通点、など、過去の自分の記憶を整理して、今からの未来で、強い武器になる、長く続けていけることを選ぶのです。
そうです、必殺技に一番近いものに時間と労力を集中投下していく体制を整えるということです。
その結果、自分の時間や労力や持てるコストを集中投下できるので、次は自分の力でチームや仲間や、組織を、より強いものに変えることが可能になるのです。
そうなれば、あとは、その「あなたの必殺技」を、継続して磨いていけば良いのです。
つまり、安心で安全で、確実な「あなたの道、あなたの人生」が見つかるわけです。
まとめ
今回は、器用だからこそ、気をつけるべきことを、少し書いてみました。
年齢を重ねるごとに、人からの評価の対象は変わっていきます。
子供の頃や、若い頃は、そこそこできれば通用します。
しかし、大人になっていくにしたがって、相手の評価や求めるレベルは高くなっていきます。
そのレベルが上がっていく、すると勿論レベルが上がるわけですが、でも逆に競争相手が減っていきます。
競い合う相手が減っていくことこそが、自分が勝っていくということになるのです。
自分を磨き、あなたの必殺技を身につけていくこと、つまり、競争の原理を味方にしてライバルの数を減らしていくこと、抜け出していくことが、結局は「あなたの必殺技」を最強にしてくれるのです。
それは、難しいことではありません。
必殺技の身につけ方を何回か読んでみてください。
もうあなたは、「あなたの必殺技」を身につけたも同然ですから。
でもね、読むだけではダメですよ🙅♂️
実際に、継続して実行してみてください。
それが、自分の人生を見つける一番の近道ですから。
本日も読んでいただき、ありがとうございました😌
さあ、明日はどんな気づきが待っているでしょうか?
いつも応援ありがとうございます🙏
必殺技企画の第一弾、必殺技はなぜ必要❓
必殺技のパターンや型、つまり、座学については、こちら👇
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カラオケ武者修行については、こちらです👇
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