最近、お金の相談が増えていますが、お笑い芸人さんも本格的に投資の勉強をはじめたそうです。
私も、UDOUさんのチャートの読み方を勉強して、自信がついたのでピットコイン買ってみました。
でも、私が買った途端に、価格が下がってしまい、困っています。
最近のピットコイン価格は、少し早く上がり過ぎているので、調整期間に入っていますよ。
何故それを隠していたのですか?
チャートの読み方は教えたつもりですが、実際に投資するタイミングについては、もう少し知っておくことがあるのです。
まあ、ピットコインを現物で持っていることは、特にリスクが大きいことではないので、心配しないでも大丈夫です。
よかったです。
私はもう、すぐにでも半額ぐらいになってしまうのではないかとヒヤヒヤ見ていて、今日は寝不足です。
今日は、ちょうどお笑い芸人さんから、トレンドラインのことを教えてほしいと相談がありました。
トレンドラインだなんて!
まあ、隠していたわけではありませんから。トレンドラインをちょっと見てみましょう。
私は、海の見える田舎町と東京を行き来する40代のUDOUです。
実は、週末に例のお笑い芸人さんから投資に関して、相談がありました。
「チャートは読めるようになってきたけど、トレンドラインってなんですか?」
チャートを見ていても、なかなか買うタイミングや利益確定のタイミングがわからないと言っていました。
たしかに、ローソク足のチャートが見れるようになっても、エントリーのタイミングや約定にタイミングは迷ってしまいますよね。
そこで、お笑い芸人さんのリクエストにこたえて、チャートを活用したしたトレンドラインについて、書いておくことにしました。
ローソク足チャートのトレンドライン⁉️
前回まで、ローソク足チャートの基本となる日足と、それより時間の間隔が短い分足や時間足、時間の間隔の長い週足や月足を見てきました。
チャートの基本的な役割は、時系列で株価やFX、ピットコインなどの暗号資産の価格変動を記録したものです。
つまり、価格の変動を時間で記録して、その変化を可視化した物です。
ここまでは、前回までの内容でわかってもらえたと思いますが、その「時間で記録する」という特性から、発展的な使い方があるのです。
ローソク足チャートを使うと、大きな波や中くらいの波、小さな波といった価格の変化が波のように見えると書きましたが、その波の方向のことを、トレンドと呼ぶのです。
トレンドというのは、辞書を見てみるとこう書いてあります。
トレンド【trend】
1 傾向。趨勢(すうせい)。ファッションの流行や経済変動の動向など。
2 ツイッターなどSNSの利用者の間で話題になっている事柄。また、検索サイトで検索数の多い事柄。多くはランキング形式で表示され、リアルタイムに更新される。「トレンドワード」「トレンド入り」
これが、トレンドです。
まあ、簡単に言えば、勢いや方向性、人気動向といっても良いでしょう。
株価やFX、暗号資産の価格などは、人間心理が影響していると以前書きましたが、この人間心理がどの方向に向いているのか?
これが、株価やFX、暗号資産などの相場のトレンドです。
上昇に向かって欲しいと考えている投資家さんと下降に向かって欲しいと考えている投資家さんの心理的攻防によって、相場は上昇や横ばい、下降を繰り返します。
明確な方向性がない場合は、横ばいになる場合が多く、そして、そこで上昇希望と下降希望の投資家さん達が一票、また一票と、買いや売りの注文を入れていきます。
この一票一票の積み重ねで、どちらの勢いが強いのか?
どちらに進むべきなのか?
という、人気投票が行われているわけです。
そして、この人気投票で、優勢な方に、価格が動き始めるわけです。
この人気投票で大きな方向性が決まると、価格はその方向にドドっと動くわけです。
つまり、価格が横ばいに推移している時は、人気投票の決着がつかない時や、人気投票自体の応募数が少ない時というわけです。
その横ばいの時間帯を、相場の世界では、相場エネルギーを蓄えるとか、相場の保ち合いが起こっているといいます。
そして、人気投票で決着がつく、つまり、相場エネルギーが蓄積し、その方向が決まると、ドカンと一方に進むのです。
この一方に進むエネルギーのことを、投資や相場の世界ではトレンドと呼ぶわけです。
そして、このトレンドが続いている状態を確認する方法が、トレンドラインなのです。
トレンドラインの使い方⁉️
トレンドラインの意味はなんとなくわかったと思いますが、もう少し具体的に見ていくと、よりハッキリとわかります。
トレンドラインは、トレンド、つまり人気投票の結果、その投票で勝った方に進む方向を矢印線で書いたものです。
トレンドの方向に進んでいる間も、細かな人気投票が行われています。
そのため、ローソク足の分足や時間足で見ると、上昇、横ばい、下降を繰り返しています。
これは、その時間帯の人気投票の結果なわけです。
そして、1日の集計結果として、日足チャートが出来上がります。
つまり、日足は1日の人気投票の結果が記されているのです。
その間に、5分、30分、1時間と4時間と一定の時間で区切った人気投票が行われています。
これが、5分足や1時間足として、5分間の人気投票結果、1時間の人気投票結果として、記されています。
このことを知っておくと、株価やFX、暗号資産などのローソク足チャートが、常に上下運動を繰り返している意味がわかるのではないでしょうか?
そして、この上下運動の方向性を見るために、トレンドラインを使うのです。
そこで、実際にトレンドラインの使い方を見てみましょう。
トレンドラインは、難しいことはなにもありません。
ローソク足の日足、時間足、など、自分でトレンドを知りたいチャートを選びます。
私の投資方法は、基本的にローソク足の日足を基本に見ますから、ここでは日足について見てみましょう。
ローソク足の日足チャートには、その日の始値、高値、安値、終値が記されます。
それが、ローソクのような形をしています。
そのローソクの高値、安値が、トレンドラインでは重要になります。
下に写真を入れておきますが、その高値と安値は、デコボコとしていますが、上昇もしくは、下降の方向性は、そのローソク足の高値もしくは、安値を定規で結んだ線がトレンドラインです。
上昇トレンドの場合、つまり、価格が上昇している場合には、日足ローソクの安値を定規で結び矢印線を書きます。
下降トレンドの場合、つまり、価格が上昇している場合には、日足ローソクの高値を定規で結び矢印線を書きます。
相場は、人気投票、つまり人間心理なので高値や安値は、デコボコしています。
簡単に言えば、高値もしくは安値が切り下がっているのか、切り上がっているのかを定規で引いた線で確認するのです。
ここで、ピットコインの日足チャートに実際に書いてみます📝
日足ですから、大きなトレンドは、上昇を継続していることがわかりますね。
しかし、ここで注意が必要です。
それは、直前で価格が暴落しているので、そのまま、このトレンドラインを今後のローソク足の安値が下抜けした場合には、トレンドが転換した可能性を疑いましょう。
もう1箇所見ておくべきは、今回の価格下落は、トレンドラインから離れて、価格の高いところにローソク足があったため、トレンドラインまで、価格が戻ったという見方が可能です。
これを、調整と呼ぶわけです。
調整期間は、トレンドラインに沿って、安値付近を、日足で毎日踏んで、日足チャートが書かれていきます。
この状況は、人気投票で、なかなか決着がつかない状況の中、最終的にはトレンドの方向性に沿って人気投票が決着していることを意味しています。
この時に、時間足や分足を見てみると、上昇、横ばい、下降を繰り返しています。
そして、この時間ごとの人気投票の結果が出始めると、その方向にトレンドが進んでいくのです。
今回は、ピットコインの日足チャートなので、上昇トレンドが継続していると見ることができます。
これが、もし下降トレンドの場合は、ローソク足の日足の高値を定規でつないで矢印線を引きましょう。
下降トレンドの場合は、高値がだんだんと切り下がってくることがわかります。
この下降トレンドになった場合には、買いのエントリーはやめて、買いのポジションも約定して、決済しましょう。
ここで、現物保有に場合には、価格変動を気にせず保有しておくのも一つの選択肢です。
長期保有をされている方は、日足での上昇トレンドが継続している間は、あまり価格変動にとらわれず、リラックスして見ています。
そして、下降トレンドが明確になった場合には、売りでエントリーを行うということも可能になります。
売りで入る場合には、現物の保有ではありませんから、ストップロスなどを入れて、リスク管理を徹底して行う必要があります。
まあ、まずは今は売りエントリーについては、あまり考えずに、トレンドが上昇の場合に集中すると良いでしょう。
特に、今のピットコインの状況は、長期的には上昇トレンドなので、このトレンドラインをつかって、「トレンドライン近くに価格が落ちてきた時に、買いを入れる!」
これを覚えておくと良いでしょう。
また、現物の長期保有に関しては、買って持っておけば良いわけですが、利益を確定させたい場合もありますよね。
その場合も、トレンドラインが活用できます。
どうするのかと言うと、ローソク足の高値を定規で結んだ矢印線を引きます。
この線が高値のトレンドラインです。
先程の、安値のトレンドラインと、高値のトレンドラインは、だいたい平行になっています。
これが平行な場合は、そのままのトレンドが継続傾向にあります。
そこで、安値のトレンドラインで買いのエントリーをして、高値のトレンドラインで、利益確定の決済を行うというわけです。
レンジとは⁉️
この安値のトレンドラインと高値のトレンドラインの間を、レンジといったりします。
そこを上下運動を繰り返しながら、ローソク足チャートは描かれていきます。
そのレンジを上抜け、もしくは下抜けが明確に確定すると、トレンドの転換もしくは、価格の上昇や下降が起こったということが判断できるわけです。
トレンドのレンジの範囲で、安値トレンドラインもしくは高値トレンドラインに沿って動いている場合に、人気投票によって相場エネルギーが一方向に進んでいくと、上昇とか下降が起こります。
そんなレンジ下限や上限に沿っている時には、日足より短い時間足や分足を参考に、どんな方向に動きそうなのかのヒントを探すと効果的です。
また、トレンドの転換タイミングは、横ばいなど、人気投票の決着がつきにくい時に起こります。
横ばいの時にも、時間足や分足などのより短い時間の人気投票に注目して、時間足や分足のトレンドラインを引いてみると良いでしょう。
ただ、短い時間の動きは、方向感を欠く場合も多いので、その場合には、日足より長い時間の週足などでトレンドラインを引いてみると良いでしょう。
おまけ
トレンドラインはアルカノイド⁉️
その昔、一世を風靡し今も残るタイトーが出した名作ゲーム🕹
パチンコ玉のようなボールが壁に当たってカンコンキンと跳ね返る、スマートボールのようなゲームです🎮
トレンドラインは、まあ、あの壁に当たってキンコンカンと跳ね返るイメージです。
その壁が、トレンドラインです。
トレンドラインは、直近高値を結んでいく高値ライン、直近安値を結んでいく、安値ラインの二つで成り立ちます。
株価やピットコインの価格は、その間を対角線に結んでいく軌道を描きます。
そして、一度、トレンドラインから外れると、どっか別の方向に進んでしまいます。
チャートは基本的に、一定のエネルギーが終わるまでは、同じ方向に向かいます。
それが、上昇トレンド、もしくは、下降トレンドです。
以前に、ポイントアンドフィギュアについて書きましたが、そこで書いた、エネルギーを溜めるというのが、レンジ相場です。
レンジ相場で、上昇もしくは下降のエネルギーを蓄えて、溜まったエネルギーは一気にどちらかにドドドーーーーっと向かいます。
これが、上昇や下落、大きなものだと暴騰とか暴落になるわけです。
チャートは、波を時系列で記したものですが、波は一旦一つの方向に流れ出すと、急には止まれません。
人間心理も同じです。
人気投票の結果は、一旦決着すると急には変わることはありません。
この特性をよく理解して、チャートの波に乗りましょう🏄♂️
その方向を確認するツールが、トレンドラインです。
まとめ
このように、トレンドラインを活用すると、買いエントリーのタイミングや、利益確定や損切りのタイミングや価格、そして、投資に参加すべき時期か、参加すべきではない時期かを見通すヒントを得ることが可能です。
前回までのローソク足の使い方や見方を参考にしながら、人気投票結果のヒントをより多く集めて、負けない投資、勝てるトレードをおこないましょう。
資産運用は、安全に資産を増やすことだけが目的です。
そのためには、ローソク足チャートの使い方やトレードや売買のルール、操作方法を勉強して、実際に少しの金額からでもやってみてください。
しつこくなりますが、この時、待つことの重要性を忘れないでください🙋♂️
勿論、あなたは絶対に資産運用や投資をやらなければいけないわけではありません。
そんなこともあるのかなという程度で、知っておくだけでもイザという時には役に立つことでしょう。
勉強と書くと、「嫌いだー!」とか思う人もいると思いますが、安全に資産を増やしたり、また、資産を守るためと思えば、きっと面白いと感じることでしょう。
やはりお金は、人生でなにをするにしても重要ですからね。
楽しんでやってみると、案外簡単だったりしますので、先入観をすてて、まずは、日足の見方から順番にやってみると良いでしょう。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺️
さあ、明日はどんな気づきがあるのでしょうか?
いつも応援、ありがとうございます🙏
投資の基本はチャートから、日足の見方はこちら👇
今回の応用編は、これを読むとより理解できると思います🙆♂️
興味がある方は、読んでみてください💁♂️
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