先生は、どうしてお医者さんになったのですか?
急に質問するなんて、めずらしいですね。
どうしたのですか?
実は、例のお笑い芸人のYouTube企画を進めてくれている制作会社の社長さんから相談があったのです。
お客さんに色々質問していたら、その話長くなりますか?と言われてしまったそうです。
お客さんも制作会社の社長さんとやりとりしてても結論が出ない内容だったようです。
たしかに、同じ質問やコタエのないやりとりは、少しイラッとしますね。
先生は、どうしてお医者さんになろうとしたのですか?
私は、海の見える田舎町と東京を行ったり来たりする40代のUDOUです。
実は、今朝、お笑い芸人がお世話になっている制作会社の社長さんから連絡がありました。
なんでも、大切なお客さんと今後についてテレグラムというメッセージアプリでやりとりがあったようです。
そこで、制作会社の社長さんは、失礼があってはいけないと丁寧に、何度も同じような内容を質問してしまったようです。
その話は、制作会社の社長さんとお客さんとでやりとりしてもわからないような専門的な話でした。
具体的には、消費者センターの対応の話だったようです。
そこで、何度も質問した結果、お客さんから「その話長いですか?」と質問されてしまったようです。
クライアントさん、きっと忙しかったのだと思いますが、制作会社の社長さんから、どうしたら良いのかと相談があったのです。
質問力ってなんですか⁉️
みなさんは、質問力って知っていますか?
勿論、質問のチカラ、読んだままですね。
では、質問ってなんでしょうか?
辞書にはこう書いてあります。
質問とは?
[名詞]わからないところや疑わしい点について問いただすこと。また、その内容。
例)「質問に答える」「先生に質問する」
つまり、相手に対して、何か聞きたいことを確認するという意味ですね。
この質問、みなさんはいつの間にか身についていて、知らず知らずにやっていると思います。
でも、この質問でコミュニケーションに差が出ることを知っていますか?
質問をする能力が高いか低いかで、会社の上司や部下、お客さん、家族や友達、恋人とのコミュニケーションが格段に変わってしまうのです。
質問は、さまざまなことを相手に確認する方法なので、有効活用するととっても効果が高いのですが、やり方を間違えてしまうと、逆効果になってしまうのです。
そこで、この質問力について、見てみましょう。
質問力は、質問をする能力な訳ですが、みなさんはどんな時に質問をしますか?
そうですね。
例えば、こんな形で質問するのではないでしょうか?
どこで待ち合わせしますか?
何時に会いましょうか?
誰と一緒に行きますか?
何をして遊びますか?
何故、遅刻してしまったのですか?
東京駅にはどうやって行きましょうか?
シンプルな質問としては、こんな感じではないでしょうか?
おや!?
みなさん、もう気がついた方もいるようですね。
そうなんです。
質問は、ほぼ全て、5W1Hでできているのです。
以前詳しく書いていますが、この5W1Hはとっても役に立つツールです。
この5W1Hをつかって対応できないコミュニケーションは、無いと言っても良いでしょう。
つまり、5W1Hを使いこなす能力が、質問力でもあるのです。
質問力の磨き方⁉️
この質問力ですが、磨くことが可能です。
つまり、質問能力を高めることができるのです。
では、質問力にトレーニング方法を見てみましょう。
みなさんは、腹筋を鍛える時には、どうしますか?
そうですね。
腹筋をつかう運動をしますね。
言葉を使う能力、言語力を鍛えるにはどうしますか?
そうですね。
言葉の勉強をしますよね。
そして、実際に誰かと話してみますね。
質問力を鍛えるには、やはり、質問を何度も練習する必要があります。
その練習で、5W1Hを活用するのです。
例えば、明日の予定を確認する場合に、「明日どうする?」
そう質問されると、どう思いますか?
私は、どうするって何が?
そう思います。
この原因は、5W1Hが豊富に含まれていないため、明日ということ以外、何の情報も無いのです。
明日が含まれていますから、いつ(When)はわかります。
また、相手はあなたに質問しているわけですから、誰(Who)も読み取ることは可能です。
でも、その他の、どこで(Where)や、何を(What)、何故(Why)、どのように(How)などの情報がないので、回答に困ってしまうのです。
そこで、このように修正してみるとどうでしょうか?
「明日は、お笑い芸人を誘って、カラオケボックスに、カラオケの練習に行きませんか?」
そう言われると、明日予定が入っていなければ、「良いですね。何時に、どこのカラオケボックスに行きますか?」
と言った形で、会話が続いていきます。
他にも「どうして、カラオケの練習に行くのですか?」と質問をすることも可能です。
すると「お笑い芸人が、講演会のスピーチの練習のために、カラオケを歌って、リズムやメロディに慣れるためです。」
など、返ってくるわけです。
つまり、質問力の磨き方は、こうなります。
①質問の練習をやってみる。
②その時に、5W1Hをつかって質問をパズルのように組み立ててみる。
すると、あなたの質問は格段に優しくなり、相手はその質問にどんどんコタエてくれるようになるのです。
質問をする時に、気をつけること⁉️
これで、質問力は格段に向上するわけですが、ここでいくつか注意しておく必要があります。
まあ、効果的のあることには、だいたい副反応があるわけですから、質問の使い方もその用法や用量を守る注意が必要です。
質問をする場合には、以下の7点に気をつけてみましょう。
①相手の状況を考える。
②相手に対して適切な質問かを考える。
③必要な情報は、自分で事前にきちんと調べてから相手に質問する。
④同じ質問、もしくは同じコタエになる質問を繰り返さない。
⑤むやみに、質問返しをしない。
⑥知りたくもないことを質問しない。
⑦意味のない質問はしない。
一つ一つ見ていくと、質問についてより深くわかってくることでしょう。
これも、質問力の強化になります。
①ですが、相手がどんな状況かは判断する必要があります。
忙しい時や、何か別のことを考えている時に質問をしても、良い回答は得られません。
②は、相手がどんな人なのかで判断する必要があります。
専門外のことや、質問するべき相手ではない場合には、トンチンカンな回答が得られます。
例えば、漁師さんに牛や豚のことを質問しても望む回答は返ってこないでしょう。
同じように、外国に行った時に、その国の人ではない人に道を尋ねても、あなたが望む回答は得られないことでしょう。
③は、この中でも特に重要です。
相手に質問をする場合に、質問内容が適切かどうかは判断することができます。
その方法は、質問したい内容について、事前に自分でも調べてみるのです。
相手が専門家にしても、そうではない人にしても、あなたが質問した場合に、何らかの回答は得られるでしょう。
その時に、あなたが事前にある程度情報を調べていた場合には、相手が専門家の場合には、
「よく調べていますね。そうですね。こうすると良いですね。」などと、明確な回答が得られます。
専門家ではない場合には、その回答で、この人がその質問をすべき相手かどうかがわかります。
②番との合わせ技ですね。
次に④番ですが、これは当たり前ですよね。
もし自分は質問された場合でも、同じことを繰り返し質問されても困ってしまいますよね。
⑤は、少し高度なテクニックですが、質問に質問で返すコミュニケーション方法があります。
これは、回答したくないことや、質問される必要のないこと、を質問された場合や話を変えたい場合につかわれます。
この質問返しは、場合によっては良い結果になることもありますが、通常はあまりやるべきではありません。
理由は、相手の質問に対しての回答ではないため、相手は真剣にコミュニケーションをしていないと判断してしまうことがあるのです。
特に、重要な会議や、インタビュー、対談などでこれを行なってしまうと、相手の気分を害することもあるので、特に注意しましょう。
次に⑥ですが、これは単純に時間の無駄なのでやめましょう。
また、知りたくもないことを質問すると、その質問は軽いものになります。
そうすると、相手はそれに気がついてしまいますから、人間関係に影響してしまうことがあります。
⑦も⑥同様時間の無駄ですよね。
この場合は、本題と違っていたり、その場に合わない質問をしても、相手も真剣に回答してくれないのです。
以上のように、質問をする場合に、注意する点は7つあることを知っておきましょう。
以前に書いた、鏡の原理でも判断できますよね。
相手は自分の鏡であるため、意味のないことや時間の無駄、また知らないことなどを質問されても困ってしまいます。
まとめ
今回は、質問力について見てみました。
質問はコミュニケーションのとっても効果的な潤滑剤です。
会話に詰まってしまったり、自分がわからないことが出てきた場合には、質問をどんどん活用して、円滑なコミュニケーションを目指しましょう。
特に、自分がわからないことを質問することが苦手の人がいますが、質問されると、相手も嬉しいことがあります。
「ちゃんと聞いてくれているんだな。」「こんなに真剣に質問してくるなんて感心だな。」
など、相手も嬉しくてコミュニケーションが弾んでいくことがあります。
人間関係はコミュニケーションからはじまります。
素敵な相手との出会いや仲間づくりのためにも、どんなチャンスも逃さないために質問力を鍛えておきましょう。
まずは、5W1Hの質問と7つの注意点に気をつけて、どんどん質問してみましょう。
いつの間にか、あなたは会話の主役になっているかもしれません。
これで、制作会社の社長さんもお客さんと円滑なコミュニケーションが実現できることでしょう✨
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました😌
さあ、明日はどんな気づきが待っているでしょうか?
人生は一度だけ、たくさんの気づきで自分を磨いていきましょう🙏
相手は自分の鏡。
笑顔には笑顔、ほめ言葉にはほめ言葉が返ってきます☀️
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